Last modified: Sun May 31 1998
WindowsNTのシステムを丸ごとコピーする
Windows NT でシステムの入ったHDD(以下「システムHDD」)を、
別のHDD(以下「新HDD」)に丸ごと(ユーザ情報などを失なうことなく)
コピーする方法を説明した文書です。
システムの入ったHDDを大容量、高速なものに交換したい場合などに役にたつでしょう。
用意するもの
- WindowsNTをインストールしてある別のメディア(以下「第3メディア」)
「システムHDD」でも「新HDD」でもない第3の起動可能なメディアが必要です。
最小構成で良いので、230MB MO
をHDDモードにするだけでも充分用足ります。
ただし、「システムHDD」「新HDD」
が認識できるよう設定しておく必要はあります。
ファイルシステムが FAT の場合は Windows95
でも大丈夫でしょうが、VFAT が扱える状態でないと困ると思います。
つまり単なるWin95の起動FDでは多分ダメってことです。
- WindowsNTリソースキット
リソースキットに付属している scopy.exe というツールが必要です。
アクセス権限、所有者情報ごとコピーできる他のツールがあればそれで
もOKです。
ファイルシステムに FAT を使っているなら xcopy
やエクスプローラで充分でしょう。
なお、第3メディアが使えない場合には以下の方法は使えませんが、その場合はこんな方法があるので紹介しておきます。
手順
- 「新HDD」はあらかじめ領域確保とフォーマットをしておきます。
特に「第3メディア」がMOだったりすると動作が遅いので、
後からフォーマットすると地獄を見ます(笑)。
新HDDのアクティブパーティションを設定しておくのも忘れずに。
- 修復フロッピーを用意しておく
うまくいけば使うことはありませんが、保険だと思って作っておきましょう。
- 「システムHDD」「新HDD」「第3メディア」をすべて接続します。
このとき「第3メディア」が C: になる
(「第3メディア」からNTが起動できる)
ようにしてください。「システムHDD」「新HDD」の順番はどうでもいいです。
- 「第3メディア」からNTを起動します。
言うまでもないでしょうが、Administrator でログオンしてください。
- scopy.exe で「システムHDD」の内容をすべて「新HDD」にコピーします。
ファイルシステムが FAT なら何も考えなくても xcopy
やエクスプローラでコピーできると思います。
- 一旦終了して電源を切り、「新HDD」が C:
になるようにディスクをつなぎかえます。
「システムHDD」「第3メディア」は不要なら外して構いません。
- 「新HDD」から NT を起動します。
起動できる、はずです。できなかったらご愁傷様です (^^;)
- 必要ならディスクアドミニストレータを起動して、
ドライブレターを適当に付け替えます。
多分付け替えた後で再起動が必要です。
備考
「第3メディア」が必要な理由は、システムディスクからNTを起動すると
Administrator のユーザプロファイル(\winnt\profiles\administrator\*.dat)
とシステムのレジストリ(\winnt\system32\config\*.*)がロックされてコピーできないためです。
これらのファイル(特にシステムレジストリ)がないと NT
は起動すらできないので後からコピーするというわけにもいきません。
ちなみにスワップファイル(\pagefile.sys)もコピーできませんが、
これはコピーしなくても自動的に作成されるので問題ありません。
目次へ