Last modified: Wed Aug 4 10:50:00 JST 1999

Linux 2.1.57 Rev.19対応機器とそのカーネルコンフィギュレーションオプション

デバイス説明 関連するコンパイル・オプション
コード全般に関するオプション (Code maturity level options)
PC-98本体 Linux/i386 のコードを PC-9800 アーキテクチャ対応版に変更 Compile kernel for NEC PC-9801/9821 series
(表下の注記参照) 下記の各種NE2000系 Cバスボード用のドライバを 使うときはこのオプションをチェックしてください。 Prompt for development and/or incomplete code/drivers
一般的なデバイス (General setup)
各種PCIデバイス Linux/i386 (本家AT版Linux) が対応しているものはほとんど動作します (カード上の BIOS が 98 に対応していない場合は切り離しておく必要があります) PCI support → PCI direct access support
パラレルポート パラレルポートを使うための基礎となるドライバ Parallel port support
PC-style hardware
フロッピー・IDE・その他のブロックデバイス (Floppy, IDE, and other block devices)
フロッピーディスクドライブ 1.44MB、1.25MB、1.21MB、720KB に対応しています。 1.25MBのデバイスファイル名には /dev/fd0d360を使います。 Normal floppy disk support
IDE ディスク ハードディスク、CD/PD など各種デバイスに対応しています。 今のところ本体内蔵以外のインタフェースには対応しておらず、 またこの指定が必須です。各種 chipset 及びDMAオプションは外します。 Enhanced IDE/MFM/RLL disk/cdrom/tape/floppy support
SCSI インタフェース (SCSI support → SCSI low-level drivers)
Symbios 53C8xx 塔載PCIボード Logitec LHA-521UA などが該当します。I・O DATA のもあるのでは??? NCR53C8XX SCSI support
Adaptec AIC-7xxx 塔載PCIボード Adaptec AHA-2940U(W) などのほか、 X-MATE シリーズ以降の本体内蔵の SCSI インタフェースは大部分このタイプです。 Adaptec AIC7xxx support
PC-9801-55互換Cバスボード DMA および PIO(CPU) 転送に対応しています。(バスマスタ、FIFO は一部機種に対応しており、SMITは開発中です)。 各機種の仕様や設定に対応して、 起動時にいくつかのオプションの指定が必要な場合があります。 PC-9801-55 like SCSI board
AHA-1030P Cバスボード AHA-1030P及びその互換品(PC-9801-100)が該当します。 Adaptec AHA 152X/2825 support
ネットワークインタフェース (Network device support)
各種NE2000系 Cバスボード [西塚氏] [山下氏] これらはドライバとしては共通 (Cバス用の新型ドライバ) で、 カーネルコンフィギュレーションで指定したボードに対応します (複数指定可)。メルコ EGY-98、 LGY-98 (マクニカNE2098も)、 ICM IF-27xxET、 I・O DATA LA-98、 Contec C-NET(98)E/L、 Allied Telesis LA-98 (未確認)、 ELECOM Laneed LD-BDN[123]A (未確認)、 NEC PC-9801-108 Support などに対応 (一部新ドライバでは未テスト)。 ボードによっては自動認識が可能ですが、 通常はカーネル起動時のオプションで種別、ポート番号、IRQを指定します。 NEW NEC PC-9800 C-bus ethernet driver → Most NE2000-based (注1)
動かない場合は、旧ドライバで試してもいいかも知れません。
3COM Etherlink [岩永氏] (Cバス用) EtherLinkIII (3C569B-J-TPO、3C569B-J-COMBO) ドライバで、 自動認識が可能です。モジュール化及び -COMBO の動作は未確認ですが、 動作可能と思われます。 3COM cards → 3c509/3c569/3c579 support
本体内蔵 100M Ethernet 機能 Intel EtherExpressPro/100 互換のものです。 EtherExpressPro/100 support
キャラクタデバイス (Character devices)
コンソール 日本語化されています。いわゆる JIS/SJIS/EUC/rawモードに対応し、 バックスクロール、仮想コンソール切替、 30行モードなどに対応しています。 Virtual terminal
Console on virtual terminal
シリアルポート [山下氏] COM1は最大 9600/19200/115200 bps の機種に自動で対応、 COM2 (2nd CCU) にも対応。拡張カードは、マイクロコア MC16550II、 RSA-98II 2nd CCU 互換モード、本体内蔵FAXモデムボードなどが使えます。 Standard/generic (dumb) serial support
プリンタポート 旧タイプ (本体側コネクタが14ピン) または 新タイプ (下記参照) で双方向通信機能を 使用しない場合 PC-9800 old style printer support (Parallel port support とは排他)
新タイプ (本体側コネクタが36ピン) で双方向通信機能を使用する場合。 旧タイプのポートも動作させることはできます。 Parallel printer support → Support IEEE1284 status readback (PLIP なども使用できます。)
マウス ノートのポインティングデバイスも動作します。 Mouse support → Logitech busmouse support
APM (Advanced Power Management) 32bit APM BIOS搭載機のみ使用できます。 SMP と同時に使用することはできません (排他利用となります)。 ノート機種でのサポートは不完全です。 Advanced Power Management BIOS support
カレンダ時計 AT版のRTCドライバの時計更新割り込みも ポーリングによってエミュレートします。 再コンパイル時は必ず有効にして下さい。 Enhanced Real Time Clock support
サウンド (Sound card support)
X-MATE PCM音源 拡張FM音源と同一チップを使用している機種では動作しません (CS4231 などを単体で塔載している機種のみ動作します)。 Microsoft Sound System support (I/O = F40H, IRQ =10, DMA=1, second DMA = -1 が標準)
MPU-PC98II 等 MPU-401互換 MIDI インタフェース MPU-401 support (NOT for SB16)
Sound Blaster16/98 [山下氏] I/O base, IRQ, DMA,16bit DMA の指定は 20d2,3,0,0 など、 MPU401 の I/O base, IRQ は 80d2,-1 などとします。 100%% Sound Blaster compatibles support
FM synthesizer (YM3812/OPL-3) support
PC-9801-26K [樽石氏] 現在、開発中のバージョンが入手可能。一部の機能 (ドライバレベルでは FM 音源と PSG 音源。ユーザレベルでは PSG を利用した音声エミュレーション等) は利用可能。 snd98 アーカイブに含まれる INSTALL.ja を参照してください。 (注2)
その他 (コンフィギュレーションにはありません)
SMP (Simmetrical Multi Processor) 標準で対応コードが組み込まれています。 実際に複数 CPU を動作させることができますが、 2.1.57でのSMPサポートはチャチです。(注3) (Makefile を直接編集します)
注1
メインメニュー → Code maturity level options にある `Prompt for development and/or incomplete code/drivers' を チェックしておかないと組み込めません (メニューに出てきません)。
注2
snd98パッケージは開発者である樽石氏のサイトから入手できます。
注3
といっても 2.2ではまだ未対応です。

その他の特記事項