Last modified: 12 23 22:20 JST 2001
Linux 2.4.x ベースの Linux/98 カーネル
Linux/98 では 2.4.x ベースの
Linux カーネルへの追従作業を行っています
(細々と、になってしまっていますが…)。
このページから 2.4.x ベースの
Linux/98 カーネルのソースをダウンロードすることができます。
サーバの都合上、ここでは Linux/98 のカーネルソース全体の
tar アーカイブではなく、オリジナルのカーネルソースからの差分 (diff)
ファイルのみ公開しています。
(→ ソースツリーの展開方法)
Linux/98 カーネルソース
- 「〜からの主な変更点」では、 98 に関する変更点のみ挙げています。
2.4.7 (2001/8/13)
2.4.2 からの主な変更点
- 8GB を超える SCSI ディスクのパーティションを正しく扱えるようになりました
- 起動時の内蔵時計からの時刻読み出しに関するバグを修正しました
- NTP を使用したときなどに内蔵時計も合わせることができるようになりました
- SMP 関係の多くのバグを修正
2.4.2 (2001/2/24)
- オリジナルのカーネルソースをお持ちでない場合は
kernel.org の
ミラーサイト
(Ring サーバ
[FTP]
など) から入手してください。
- 注意
- Linux/98 はベースとなるカーネルのバージョンに強く依存します。
必ず対応しているバージョンを用意してください。
- オリジナルのソースツリーを (まだ展開していない場合は) 展開してください。
- 例
- % tar zxvf linux-2.4.2.tar.gz
% mv linux linux-2.4.2
- .tar.bz2 形式のアーカイブの場合は
% tar -xvf
linux-2.4.2.tar.bz2 --use bzip2
- 2.4.2
は実際に使用するカーネルのバージョンに置き換えてください
- カーネルソースのアーカイブを展開すると linux
というディレクトリの中にソースツリーが作られます。
特に /usr/src の下で展開する場合など、既存の
linux
ディレクトリを上書きしないように注意してください
(もともとの linux
がシンボリックリンクの場合は一旦削除してください)。
- アーカイブを展開したら、将来のバージョンアップを考えて例のようにバージョンを含んだディレクトリ名にリネームしておくのがおすすめです。
ただし、 /usr/src の下でこれを行った場合は、
# ln -s linux-2.4.2
linux
のようにソースツリーを指すシンボリックリンク
linux を作成してください (ただし、
/usr/src/linux
がコンフィギュレーションされたソースツリーでないと、 C
プログラムの多くがコンパイルできなくなるなど問題が生じますので、
すぐにコンフィギュレーションまで行わない場合は今展開したツリーではなく既存のツリーを指すようにしておいたほうがいいでしょう)。
- このページにある差分ファイルをパッチとして当ててください。
ソースツリーのトップレベルディレクトリ (Rules.make
などがあるディレクトリ) で実行し、 patch コマンドには
-p1 オプションを忘れずに指定してください。
- 例
- % cd linux-2.4.2
% gzip -dc linux-pc9800-2.4.2.diff.gz |
patch -p1
- gzip 圧縮を既に展開してある場合は
% patch -p1 <
linux-pc9800-2.4.2.diff
- 以上で Linux/98 のソースツリーが出来あがります。
念のため、 patch が失敗していないか
(リジェクト・ファイルが作られていないか) 確認してください。
- 例
- % find . -name '*.rej' -print
上のコマンドを実行したとき何も表示されなければ OK です。
seraphim@kmc.gr.jp