インストール・設定手順 (Windows 2000)

目次

  1. ソフトウエアの展開
  2. ドライバのインストール
  3. サービスのインストール
  4. 認証用鍵ペアの作成
  5. 接続先の設定
  6. 接続の作成
  7. 接続する

1. ソフトウエアの展開

  1. ダウンロードしたファイルを適当な場所に展開します。

2. ドライバのインストール

  1. [スタート メニュー] - [設定] - [コントロール パネル] を選択してコントロールパネルを表示します。

  2. [ハードウェアの追加と削除] をダブルクリックします。

    [コントロール パネル 画面]
  3. ハードウェアの追加と削除ウィザードが表示されます。[次へ] をクリックします。

    [ハードウェアの追加と削除ウィザード 開始画面]
  4. 作業の選択では、 [デバイスの追加 / トラブルシューティング] を選択します。

    [ハードウェアの追加と削除ウィザード 作業選択画面]
  5. [次へ] をクリックすると、ハードウェアの検出が始まります。

    [ハードウェアの追加と削除ウィザード ハードウェア検出画面]
  6. ハードウェアデバイスの選択画面では、[新しいデバイスの追加] を選択して [次へ] をクリックします。

    [ハードウェアの追加と削除ウィザード ハードウェア選択画面]
  7. ハードウェアの検索画面ではハードウェアを検索せずに [いいえ、一覧からハードウェアを選択します] を選択して [次へ] をクリックします。

    [ハードウェアの追加と削除ウィザード ハードウェア検索選択画面]
  8. ハードウェアの種類を選択する画面では、[ネットワーク アダプタ] を選択して [次へ] をクリックします。

    [ハードウェアの追加と削除ウィザード ハードウェアの種類選択画面]
  9. ネットワーク アダプタの一覧が表示されたら、右下の [ディスク使用] ボタンをクリックします。

    [ハードウェアの追加と削除ウィザード ネットワークアダプタの選択画面]
  10. [フロッピー ディスクからインストール] ダイアログが表示されるので、右下の [参照] ボタンをクリックします。

    [フロッピー ディスクからインストール ダイアログ画面]
  11. セットアップ情報ファイルの場所を聞いてくるので、最初に展開したドライバ フォルダ内の PPPTun.inf を選択して [開く] をクリックします。

    [セットアップ情報ファイルの場所 ダイアログ画面]
  12. [フロッピー ディスクからインストール] ダイアログの [製造元のファイルのコピー元] がドライバ フォルダに変更されていることを確認して [OK] をクリックします。

    [フロッピー ディスクからインストール ダイアログ画面(選択後)]
  13. ネットワークアダプタの一覧から [PPP Tunnel Device Adapter] を選択して [次へ] をクリックします。

    [ハードウェアの追加と削除ウィザード ネットワークアダプタの選択画面]
  14. [ハードウェアのインストールの開始] 画面が表示されたら、PPP Tunnel Device Adapter がインストール対象になっていることを確認して [次へ] をクリックします。

    [ハードウェアの追加と削除ウィザード インストール開始画面]
  15. Windows の設定によっては、[デジタル署名が見つかりませんでした] 画面が表示される場合があります。その場合は [はい] をクリックしてインストールを続行してください。

    [デジタル署名が見つかりませんでした画面]
  16. インストールの完了画面が表示されたら [完了] をクリックします。

    [ハードウェアの追加と削除ウィザード 完了画面]
  17. ドライバのインストールが正しく完了しているかどうか確かめる場合は、以下の操作を行ってください。

    1. [スタート メニュー] - [設定] - [コントロール パネル] を選択してコントロールパネルを表示します。

    2. [システム] をダブルクリックします。

      [コントロール パネル 画面]
    3. [ハードウェア] タブをクリックします。

      [システム プロパティ 画面]
    4. [デバイス マネージャ] ボタンをクリックします。

      [システム プロパティ ハードウェア タブ画面]
    5. デバイスツリー内の [ネットワーク アダプタ] 欄の横にある [-] ボタンをクリックしてツリーを展開します。PPP Tunnel Device Adapter が表示されており、[×]あるいは[!]等の表示がなければドライバは正常にインストールされています。

      [デバイス マネージャ 画面]

3. サービスのインストール

  1. このソフトウエアのインストールには、Windows Installer 2.0 が必要です。以下の URL で入手可能です。

    http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;292539
    すでに Windows Installer 2.0 がインストールされている場合は必要ありません。
  2. 展開したフォルダにある PPPTunUtil をダブルクリックします。

  3. [PPP over SSH サポートソフトウエアセットアップウイザード]が起動します。[次へ]をクリックします。

    [PPP over SSH サポートソフトウエアセットアップウイザード 画面]
  4. [インストールフォルダの選択]になります。必要に応じて変更し、[次へ]をクリックします。

    [インストールフォルダの選択 画面]
  5. [インストールの確認]になります。インストールして良い場合は、[次へ]をクリックします。

    [インストールの確認 画面]
  6. インストールが行われた後、[インストールが完了しました。]と表示されたら終了です。[閉じる]をクリックし、セットアップウイザードを終了します。

    [インストールが完了しました。 画面]

4. 認証用鍵ペアの作成

  1. 3 章で指定したインストール先(\Program Files\KMC\PPP over SSH)に puttygen.exe があるので、それを実行します。

  2. [PuTTY Key Generator] が起動します。[Parameters] の中で、生成したい鍵の種類、及び、鍵の長さを指定します。よく分からない場合は、サーバ管理者に問い合わせてください。

    [PuTTY Key Generator 画面]
  3. [Actions] の [Generate] をクリックすると鍵の生成が始まります。[PuTTY Key Generator] の Windows 上で、マウスを適当に動かしてください。

    [PuTTY Key Generator(鍵生成中) 画面]
  4. [Key] に [Please wait while a key is generated...] と表示されたら終了までしばらく待ちます。マシンの性能、および、鍵の長さによっては時間がかかります。

    [PuTTY Key Generator(鍵生成中) 画面]
  5. [Key] の欄に [Public key for pasting into OpenSSH authorized_keys file] あるいは、[Public key for pasting into OpenSSH authorized_keys2 file] と表示が出たら鍵のできあがりです。Read Only のテキストボックス内に表示されているのが、SSH の公開鍵です。サーバの管理者に渡して PPP over SSH 用のユーザの authorized_keys ファイルに登録してもらいます。

    [PuTTY Key Generator(鍵完成) 画面]
  6. [Key] の [Key passphrase] および [Confirm passphrase] は空のまま [Actions] の [Save private key] をクリックします。[PuTTYgen Warning] が出ます。現バージョンでは、秘密鍵(private key) の passphrase に対応していないため、このまま [はい] を選んで下さい。

    [PuTTY Key Generator(鍵完成) 画面]
  7. 保存先のダイアログが出るので、適切な場所に保存してください。保存した場所とファイル名は、後で設定に必要なので覚えて置いて下さい。

  8. 右上の[×]をクリックして、[PuTTY Key Generator] を終了します。

5. 接続先の設定

本章以降の内容はPPP over SSHサーバが設定されており、サーバ側で PPP over SSH 用のユーザが作られていることが前提です。

  1. [スタート メニュー]-[設定]-[コントロール パネル] を選択します。

  2. [PPP over SSH] を選択します。

    [コントロールパネル 画面]
  3. 新しく接続先を作成する場合は [追加] を押します。接続先を変更したい場合は変更するプロファイルを選択した後 [設定] を押します。

    [PPP over SSH のプロパティ 画面]
  4. [接続名] に 32 文字以内でプロファイル名を指定します。

  5. [接続先ホスト名]、[ユーザ名] に必要な情報を入力します。

  6. [秘密鍵の位置] には先ほど 4 章で生成し保存した *パスフレーズなしの* SSH 秘密鍵ファイルの位置を入力するか、[参照] でファイルの位置を参照します。

  7. [プロトコル バージョン] に使用する SSH プロトコルのバージョンを指定します。

  8. [OK] をクリックしてプロファイルを保存します。

    [プロファイルの編集 画面]
  9. [閉じる] をクリックしてダイアログを閉じます。

6. 接続の作成

  1. [マイ ネットワーク] を右クリックして、[プロパティ] を選択します。

  2. [新しい接続の作成] を選択して新しい接続ウィザードを起動します。場合によっては、[所在地情報] 及び [電話とモデムのオプション] が表示されることがありますが、PPP over SSH には関係ありません。適切に設定して、[ネットワークの接続ウィザードの開始] に進みます。

    [所在地情報 画面]
    [電話とモデムのオプション 画面]
  3. [次へ] をクリックします。

    [ネットワークの接続ウィザードの開始 画面]
  4. [ネットワーク接続の種類] 画面になります。 今設定したいのは VPN ですが、ドライバの仕様により、ここでは、 [プライベートネットワークへダイヤルアップ接続する] を選択して [次へ] をクリックします。

    [ネットワーク接続の種類 画面]
  5. [デバイスの選択] 画面が出た場合は、[ISDN チャネル - PPP Tunnel Device Adapter] にだけチェックを入れて [次へ] をクリックします。この画面は、他にダイヤルアップデバイスがない場合は表示されません。

    [ネットワーク接続の種類 画面]
  6. [電話番号] は5.4で作成したプロファイル名を入力します。また、[ダイヤル情報を使う] チェックボックスは、チェックを外しておきます。

    [ネットワーク接続の種類 画面]
  7. [接続の利用範囲] を聞かれるので [すべてのユーザ] か [自分のみ] どちらかを選んで [次へ] をクリックします。

    [ネットワーク接続の種類 画面]
  8. [この接続に付ける名前を入力してください] に接続の名前を入れます。 好みで [ショートカットをデスクトップに追加する] にチェックを入れて、[完了] をクリックして設定を完了します。

    [ネットワーク接続の種類 画面]

7. 接続する

  1. [マイ ネットワーク] を右クリックして、[プロパティ] を選択します。

  2. [ダイアルアップ] の中にある作成した接続アイコンをダブルクリックします。

  3. PPP over SSH サーバが PPP レベルで認証を必要としている場合は [ユーザー名] と [パスワード] に必要な情報を入力します。

  4. [ダイアル] に設定ツールで設定したプロファイル名が入力されていることを確認します。正しくない場合はプロファイル名を入力します。

  5. [ダイアル] をクリックします。

    [接続ダイアログ 画面]
  6. ※PPP over SSH で接続した先からインターネットを利用しない場合は、以下の設定が必要です。

    1. [マイ ネットワーク] を右クリックして、[プロパティ] を選択します。

    2. [ダイアルアップ] の中にある作成した接続アイコンをダブルクリックします。

    3. [〜へ接続] の [プロパティ] をクリックします。

      [接続ダイアログ 画面]
    4. [〜] の [全般] が表示されます。[ネットワーク] タブをクリックします。

      [接続ダイアログ 画面]
    5. [〜] の [ネットワーク] が表示されます。[インターネットプロトコル(TCP/IP)] を選んで(注意:チェックボックスのチェックを外さないように)、[プロパティ] をクリックします。

      [接続ダイアログ 画面]
    6. [インターネットプロトコル(TCP/IP)のプロパティ] が表示されます。[詳細設定] をクリックします。

      [接続ダイアログ 画面]
    7. [TCP/IP 詳細設定] が表示されます。[リモートネットワークでデフォルトゲートウェイを使う] チェックボックスのチェックを外します。順に [OK] を押して[〜へ接続] まで戻ります。設定完了です。

      [接続ダイアログ 画面]